【続】天国に近い場所
「そ。じゃあ許す。またハンバーグ作ってね」

「う、うん…」


龍美はニコニコしながら私をギュッと抱きしめ、首筋に軽くキスをした‥

私はちょっと泣きそうになりながら、龍美の胸に顔を埋め背中に手を回す。


さっきの龍美は私の知ってる龍美じゃなくて、怖かった。



だから、もう隠し事しない‥

嘘もつかない。


龍美の眩しい笑顔を見て、安心した私はそう心に誓った。






そっと私から体を離す龍美。





「志乃はキレイだな。俺の自慢の女だ」


〜〜〜〜

私を上から下まで見てくる龍美。





「見ないでよっ」

「照れんなって」
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