【続】天国に近い場所
私はフンッと龍美に背を向けながら、龍美が置いた荷物を取り部屋の中に入る。

龍美は頬を手でおさえ、しばらくぶつぶつ文句を言っていた。



わかってるよ…

龍美は私の緊張をほぐすために、あんなことしたんだよね?


ちゃんとわかってるのに‥

私は恥ずかしいから、

あんなふうにひっぱたいたりしちゃうんだよ。



でもそれも‥

龍美なら、きっとわかってるんだろうな…




ねえ龍美…


不思議なんだけど・・



龍美と付き合いが長くなればなる程、私、どんどん龍美のこと好きになってるの…



どうしてかな…?
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