【続】天国に近い場所
「な、なによ‥」

「いや、別に♪お腹の具合どうなったかな〜と思って…」



お姉ちゃんはわざとらしく、ムカつく言い方をした。






「い、痛いよっ」

「ああ、そうですか♪かわいそうにね〜」



ムカつく!

あーそうですよっ!!

どうせ仮病ですよっ!!!




お姉ちゃんはクククと笑いながら、私にラップのかかったお皿を差し出した。

お皿のうえには私の好きなツナサンドが乗っていて、それを見た途端お腹の虫が「グ〜」と鳴った。




「‥亮ちゃんは?」
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