【続】天国に近い場所
お皿のラップをはがし、ムシャムシャとツナサンドを食べながら、お姉ちゃんに聞く私。




「昼寝しちゃった。亮ちゃんも、昨日からアンタのこと散々心配してたのよ〜」


そう言って私の隣に腰掛けるお姉ちゃん。手にはカフェオレのパックを持っている。





「そう…」

「アンタには今まで黙ってたんだけどさ〜、実はあたしも子供できない体なのよね」




え‥‥‥


私の手から、ツナサンドがポロッと落ちた…

突然のお姉ちゃんの告白に、戸惑うしかないでいる。





「アハハ、びっくりした?ま、志乃も子供できない体って知った時は…あたしもびっくりしたけどさ〜」
< 327 / 499 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop