【続】天国に近い場所
「…ごめんごめん。よしよし、そうだよな。帰んないよな!」


龍美は、デレデレしながら私の頭を撫でる。

私はコクッと何度も頷いた。






「そうだ。薬飲まなきゃだから、なんか食べなきゃな。りんごあるから擦ったやつ食べる?」

「りんご?」

「そ。食べるか?」


私はコクッと頷いた。



すると龍美は、またデレデレし始める。

私はそんな龍美を、体調がダルい中、不思議そうに見ていた。
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