【続】天国に近い場所
「よっしゃ。頑張ってりんご擦るぞ―」


龍美は張り切りながら、キッチンに走って行ってしまった。


………??

どうしたんだろ‥?



私は不思議に思いながらも布団に潜り、寒気がする体を摩っていた。








10分後


「志乃ー、りんご擦ったの出来たよ」


龍美が小皿を片手に、スキップしながら寝室にやってくる。

そして私をベットから起こしヒョイと抱え、自分の膝に座らせた‥


私は龍美の胸に寄り掛かりながら、目をゆっくりと開ける。




「‥ん」
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