【続】天国に近い場所
「ん…」

「…もういらない〜」


龍美がスプーンを私の口に近づけた時‥私は首を横に振った。





「ダメ。あと一口だから食べなさい」

「〜〜〜」


私は渋々口を開け、頑張って最後のりんごを口に入れた。





「よし、いい子。じゃあ、薬飲もうね」


私の頭を撫でながら、病院で出された薬を手に取る龍美。

龍美は粒状の薬を3こ私の口に入れて、スポーツドリンクを私の手に持たせてくれた。



ゴクッ

薬をスポーツドリンクをゴクゴク飲んで、体に流し込む。
< 38 / 499 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop