【続】天国に近い場所
突然、たんが絡まったような咳が出て、私は龍美の胸に顔を埋めながら、咳を出来るだけしないように我慢していた。



「咳辛いよな?早く風邪治れよ…」


龍美は私の背中を摩りながら、私の頭にすりすりと頬を擦り付けてくる。




今日の龍美は、何故かデレデレしながら、すごく優しくて…


私も龍美に、甘えることが出来ている。



いつもだったら‥

絶対ここまで出来ない…



風邪は辛いけど、


ちょっとだけ感謝かな?




龍美の胸に顔を埋め、龍美に背中を摩ってもらいながら私は眠りについた…
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