【続】天国に近い場所
………………
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……



パチ…


数時間後


目が開き、辺りをキョロキョロ見渡すと‥隣に龍美の姿はなく、窓の外からはカラスが鳴く声がして、オレンジ色の空になっていた。




もう夕方か。


ベットから起き上がると……





「あ…起きた?」




龍美が寝室を覗き込んでいる。




「あ、うん‥今起きた…」

「そっか。具合どお?」


龍美は私に近づきベットに座り、私の額に手をあてた。





「さっきよりは、楽になった」


寒気も治まったし、頭もさっきよりは痛くないし…
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