ふたりのかみさま
北の子供が会いに行くと
南の神様は
その日も子供を食べていたので
北の子供は怒りました
「あなたは神様なのに
どうして自分の子供を食べるんだ」
すると南の神様は言いました
「お腹が空いて、何も食べる物がないからだ」
北の子供は言いました
「あなたの畑で、食べ物を育てればいいじゃないか」
南の神様は答えました
「私の畑で育てた物は、みんな北の神様に奪われてしまった」
そう言って南の神様が泣き始めたので子供は驚きました。
「私達の神様がそんなことをしていたなんて知らなかった。
ごめんなさい、すぐにやめるように神様に言いますから。」
そう北の子供が言うと
南の神様は
今度は笑って答えました
「そんなことをしたら
あなた達北の子供の食べる物が無くなるとわかっていますか?
あなたは、自分の畑が何を育てているか見たことがありますか?
あなた達の畑は、
コートにする綿ばかりを育てていて
食べ物は殆ど育てていないのです」
南の神様は
その日も子供を食べていたので
北の子供は怒りました
「あなたは神様なのに
どうして自分の子供を食べるんだ」
すると南の神様は言いました
「お腹が空いて、何も食べる物がないからだ」
北の子供は言いました
「あなたの畑で、食べ物を育てればいいじゃないか」
南の神様は答えました
「私の畑で育てた物は、みんな北の神様に奪われてしまった」
そう言って南の神様が泣き始めたので子供は驚きました。
「私達の神様がそんなことをしていたなんて知らなかった。
ごめんなさい、すぐにやめるように神様に言いますから。」
そう北の子供が言うと
南の神様は
今度は笑って答えました
「そんなことをしたら
あなた達北の子供の食べる物が無くなるとわかっていますか?
あなたは、自分の畑が何を育てているか見たことがありますか?
あなた達の畑は、
コートにする綿ばかりを育てていて
食べ物は殆ど育てていないのです」