先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「ぼ、僕がやったなんて証拠がどこに、あ、あるんだよ…!」
でも、痴漢男はあきらめずに言い返した。
「証拠なんてねーけど、オレはたしかに、この子の胸さわる手をつかんだんだよ!」
「うっ…」
そうこうしてるうちに、電車は学校のある駅に着いた。
「オレはおまえみたいなサイテーなヤツは許せないんだ。
来いよ!」
イケメンヤンキーさんは、痴漢男の腕を引っ張って降りた。
…言葉や態度は違うけど、ことごとくどこかで見た展開。
ぼおっと見送りかけていたあたしは慌てて追いかけた。
「あの、ありがとうございます」
もう対応にも慣れたもので、警官に痴漢を突き出し事情を話した後、
駅員室を出て、助けてくれた男に頭を下げた。