先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「オレが佐野ちゃんの代わりに、一緒に登校しようか?」
「え、えええ!?」
一緒に登校って、このイケメンヤンキーさんと!?
いや、金髪とはいえ、ヤンキーの怖い雰囲気なんてないし、いい人みたいだけど、
よく知らないこの人と…!?
というか、知ってる人ならいいって問題でもない。
「い、いいえ! 大丈夫です!!」
あたしは首を横に振って、即座に断った。
先生との登校から始まったあたし達の恋。
それを思うと、この人と登校するなんて、先生への裏切りに思える。
だいたい、あたしはこれでも人妻なのよ…!
軽々しく旦那さん以外と仲良くしていいわけない!
「遠慮しなくていいよ。携帯貸して」
イケメンさんは手の平をあたしに差し出した。