先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
その言葉に、あたしは顔をあげた。
ユウスケ…?
よりによって、先生と一緒の名前!?
あたしは慌てては行のアドレスを確認した。
堀口勇介。
自分では登録した覚えのない、この人の名前。
ユウスケの漢字が違ったことに、なんだかホッとした。
「いつも、今日と同じ電車、車両だろ?
オレ、先に電車乗ってるからさ。ドアのわかりやすいトコに立って待ってるよ」
「ええ!?」
待たなくていい!
そう思ったけど、口にする前に腕をひっぱられて、飲み込んだ。
「今日は始業式だ。
いったんクラスに集まってからだから、まだやってるはず。
体育館に急ぐで」
「は、はい~!?」
頭が混乱して、何がなんだかわからないけど、
昇降口で上履きに履きかえると、体育館へ走った。