先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「高村、大丈夫か!?」
あ、心配してるんだ。
そんなことをのんきに考えてた。
「高村?」
先生が眉を寄せた。
「佐野ちゃーん。大丈夫だって。オレが助けたんだから。
なぁ?」
エッヘン、と胸をそらしながら、ニヤニヤと笑う堀口さんがあたしに向かって聞いた。
それを見て、あたしは慌てて、うなずいた。
「だ、大丈夫です」
「そうか。それならよかった」
先生はホッとした顔をした。
あたしってば、心配してくれてるのに、何のんきに構えてたのよ~!!
先生、ごめんなさい…!!
おおっぴらに親しくするわけにはいかないので、心の中でそっと謝った。