先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
始業式が終わって、教室に移動する途中、あゆみちゃんが抱きついてきた。
「佐野先生も心配してたわよ」
後ろから樋渡さんにも話しかけられる。
あゆみちゃんはあたしを離して、3人で歩き出した。
二人とも同じクラスみたいだ。
「始業式からサボる子じゃないし、休むって連絡もらってないからって」
樋渡さんの言葉に、あゆみちゃんもウンウンとうなずいてる。
あたしは首をかしげた。
先生は、あたしがまた痴漢にあったって知ってるみたいだったのに。
警察から連絡くる前のやり取りなのかな?
「それで、どうして遅れたの?」
「あ、え~と…」
あゆみちゃんの問いかけに、あたしは口ごもった。
どうしよう、言いづらい。