先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「樋渡さん、詳しいね」
あたしは樋渡さんを見ていった。
大きな二重の瞳にぷっくらした唇。
パーマの長い髪をハーフアップにして、背筋をのばして歩いてる。
相変わらず、可愛くてうらやましい。
その樋渡さんが、変なものを見るような目であたしを見た。
「だって、元同級生だもの」
「あ…!」
あたしのバカ…!
樋渡さんは留学をしていて、その関係で1年ダブってるけど、
本当は一つ年上なんだ。
当然、最初の1年は、今の3年生の学年にいた。
「堀口とは1年の時にクラスが一緒でね。
その時から今みたいなヤツだったわ」
あたし達は話しながら、教室に着いた。