先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
└ 先生の嫉妬
翌日、駅のホームに電車がつくと、ホントに堀口先輩がいた。
先輩はわかりやすく、一度電車を降りて、一緒に乗り込んだ。
金髪で目立つから、先輩に気づかないフリもきない。
「お、おはようございます」
「おお」
先輩に促されて、あたしはドアの横のバーに寄りかかった。
先輩がそのすぐ前に立つ。
うわっ。
ち、近いよ~。
去年と同じなら、佐野先生も同じ電車のはず。
こんなトコ、見られたらどうしよう~。
「担任、誰だった?」
う、先輩の息がかかる。
「あ、あの…佐野先生です」
「佐野ちゃんか! 担任は初めてだよな?」