先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「はい、そうみたいです」
「佐野ちゃんはいい先生だから、きっといい担任だな」
その言葉には力強くうなずいた。
佐野先生は今年から担任としてクラスを受け持つことになったんだ。
先生が担任ですっごくうれしい。
好きだからとか、そんなこと関係なく、純粋にいい先生に当たったと思う。
先生だったらきっと、生徒に親身になってくれるし、楽しい1年が送れそう。
ホントはあたしと祐輔は身内になったんだから、
先生が担任ってのはだめなのかもしれないけど、
そこは学校には内緒にしてるし、祐輔も自分であたしを見守りたいって思ってくれたみたい。
それからも、先輩はしゃべり続けた。
先輩は話し好きみたい。
楽しい話題が多くて、あたしも自然と笑顔になる。
電車を降りて、学校に着いて。
校門で不意に視線を感じてあたしは固まった。