先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「でも、堀口先輩には断ったんだよ? よく知らない男子と登校なんて嫌だし…。
だけど、堀口先輩って強引」
「ふふ、アイツはこうと決めたら押し通すタイプだもんね」
「ホントに、その通りだよ、樋渡さん」
「てことは、これから毎日、先輩と登校?
恋が芽生えるかも!?」
あゆみちゃんがテンション高く言った。
「恋になんてならないよ~」
「なんで? 堀口先輩ってカッコイイじゃない。それとも、好きな人とうまくいったとか?」
「そういうわけじゃないけど…」
あたしは言葉をにごした。
あゆみちゃんに佐野先生のことをいえなくて、辛い。
バレンタインの時に、あたしがチョコ渡したい人がいることは知ってるけど、
それが誰かも、どうなったのかも、何もかも内緒なんだよね。
あたしが先生と結婚したって知ったら、怒られるだろうなぁ…。
友達の縁切られたりして。