先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*

やっぱり、先輩にはちゃんと断らないと…



「高村!」

「は、はいっ」



いきなり大きな声で呼ばれて、あたしはびっっくりした。



目の前で先生が呆れた顔をしてる。



「おまえ、新学年早々…相変わらずだなぁ」


「へ?」



「話、聞いてなかっただろ?」


「は、話…?」



そうっと周りを見ると、皆がこっちを注目してる。


これはもしかして…あたし、またやっちゃった?



自分で言うのも何だけど、あたし、トリップしちゃう癖があるんだよね。



考えこんで自分の世界に入っちゃうと、周りの音なんて聞こえない。


親友のれみちゃんに、危ないからやめなさいって何度言われても、なおらない。

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