先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
その言葉に、あたしは固まった。
「…は?」
「はああ~!?」
あたしが聞き返すのと、樋渡さんが叫ぶのは同時だった。
だけど、周りのおじさんや女子高生、いろんな人にジロジロと見られ、
あたしは体を縮こまらせた。
樋渡さんは周りなんておかまいなしに、騒ぐ。
「ちょっと、堀口! 変なこと言ってんじゃないわよ!」
「変じゃねえだろ。つき合えば、おまえに邪魔されることなく登校できるんだし」
「それが変なのよ! 登校するためだけにつき合うなんて…」
「あ? いや、違うぞ」
樋渡さんと言い合いをしていた先輩はまた突然、あたしを見た。
「オレ…」
先輩が照れくさそうに鼻をかく。
「千沙ちゃんが好きだ」