先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「は、あああああ~!?」
今度はさっき以上に大きな声を樋渡さんが出した。
あたしはなにも言えずにいた。
突然でびっくりして、
ぽかんと口をあけて、先輩を見上げていた。
…好き?
堀口先輩があたしを…?
肝心の先輩は樋渡さんとのやり取りがめんどくさくなったのか、
爆弾発言を投げかけておいて、
駅に着くと颯爽と降りて、先に行ってしまった。
学校までの道のりを一緒に歩かなくていいのは嬉しいけど、
あたしは動けない。
呆然と、人波に消える背中を見ていた。
すると、樋渡さんがあたしをホームに押し出した。
「…ねぇ、なんでちゃんと断らなかったの?」
樋渡さんの険悪な声に、あたしは彼女を振り返ってみた。
口を固く引き結んで、怒っている。
「え、あの…」