先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「え?」
振り返ると、安藤先生が立っていた。
「ぶつかるよ。考えこんでどうしたの?」
前を見ると、すぐそこに壁があった。
突き当たりで曲がるはずが、曲がらずに壁に向かって歩いてたようだ。
「えっと、あの…ちょっと、あの…」
あたしは言葉に迷った。
安藤先生を見た瞬間に気付いたんだ。
安藤先生なら、あたしと祐輔のことを知ってるって。
でも、元カレに、恋愛のことを相談するなんて…。
だって、あたしは去年、もう一度付き合いたいって言ってくれた安藤先生をふっちゃったんだもん。
あれから、まだ二ヶ月も経ってない。
さすがに…
と考え込んでいたら、安藤先生がクスッと笑った。