先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
安藤先生はココアを入れて、あたしの前に置いた。
ふんわりと甘い香りが漂う
こうしていると、去年を思い出す。
去年も、ここで先生にココアを入れてもらったよね。
あたし達は今、国語科準備室に来ていた。
他の先生は帰ったのか、出払ってるのか、二人きりだ。
誰かに見られて変な誤解をされないようにか、先生はカーテンを引いた。
その途端、少しだけ室内が暗くなった。
「さて」
安藤先生がソファーに腰掛けた。
テーブルを挟んで向かい合う。
「何か、恋愛に関することだろ?」
あたしはうなずいた。
「堀口先輩に告白されて…」
「堀口って、生徒会長の?」
先生はカップを口につけ、尋ねた。
あたしはまたうなずく。
そして、次の先生の言葉に驚いた。