先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
遠慮した感じに腰に回していた手を背中にやって、
力をこめた。
ずっと、ずっと、
一緒だから。
そうしてしばらく抱き合っていたけど、
さすがに周りからの視線が痛くて、居心地が悪くなった。
「ねぇ。恥ずかしいし、行こうよ」
「ああ、悪い」
先生は体を離すと、あたしを覗きこんだ。
「先っ…」
先生って問いかけようとして、あたしは慌てて言葉を飲み込んだ。
先生はにっこりと笑う。
「千沙? 二人きりの時は祐輔っ言ったばっかだろ」
「ご、ごめんなさい…!」
先生ってば、笑ってるのに、なんか怖い。
あたしは顔が引きつった。