先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
あたしはドアをふり返って、そわそわした。
安藤先生と二人きり。
これって不自然じゃない?
変な誤解されない?
そんなあたしを見て、安藤先生はぷっと笑った。
「大丈夫だよ」
何が大丈夫なの?
心配してるあたしをよそに、先生は立ち上がってドアを開けた。
その先にいたのは…
「祐輔!」
安藤先生の前だと言うのに、名前で読んでしまって、あたしはとっさに口を手で覆った。
いや、安藤先生はあたし達のことを知ってるから構わないんだけどね。
でも、他の人に聞かれたらマズいから、学校では気をつけないと。
あたしはそう思ってるのに、祐輔は先生と呼ばれなかったことで、満足そうな顔をしていた。
「どうして、佐野先生が…?」