先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「僕が呼んだんだ」
「え?」
あたしは安藤先生を見た。
「僕が相談のるよりも、彼に話した方がいいだろうと思ってね」
「千沙、何を悩んでるんだ?」
祐輔のいたわる顔に、鼻の奥がツンとなる。
「祐輔…」
安藤先生の前だとか、そんなこと気にする余裕もなく、
あたしは祐輔の胸に飛び込んだ。
その温もり、匂いにホッとする。
パタンと小さく音がした。
それでも、あたしは祐輔にしがみついていた。
「…どうした?」
安藤先生が出ていき、二人きりになると、
祐輔があたしの頭を撫でた。
…ああ、そうか。
唐突に、あたしはわかった。