先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*

安藤先生がこの部屋のカーテンを引いたのは、祐輔が来るからだ。


おかげで今、学校だっていうのに、人目を気にせずにいられる。


ありがとう、安藤先生…。



「あのね、祐輔…」


あたしは堀口先輩に告白されたこと。


そのことで樋渡さんとケンカしたことを話した。




話し終わったところで、抱きついたままの自分に気づいて、

あたしは慌てて離れた。


「ご、ごめんね」


「構わないけど、そんな風に逃げられる方が傷つく」


「えっ、ごめん」



あたしはとにかくどこかに落ち着こうと、さっきのソファーに座った。


すると、祐輔がすぐ隣に座る。



思わず、体が緊張した。

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