先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
あたしはうつむきながら、小さな声で謝った。
考えてみたら、樋渡さんが気を悪くするぐらいだもの。
旦那さんである祐輔だって、いい気はしないに決まってる。
「千沙、俺を見ろ」
「う、うん…」
返事をしたはいいけども、
あたしは相変わらず自分の両手を見ていた。
ギュッとスカートを握っている。
すると――
「ほら」
「きゃっ」
腰に手を回されたと思ったら…
体が持ち上がる感覚。
驚いて、思わず祐輔の首に腕を伸ばす。
気づけば、あたしは祐輔の太ももの上にいた。
「…ゆ、祐輔?」