先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
うなずくと、祐輔にぶつかりそうな距離感に緊張して、
あたしは身動きせずに祐輔の言葉を聞いていた。
「でも、彼氏はいることにしておけ」
言葉と一緒に、熱い瞳があたしを射抜く。
「おまえが誰かに取られないか…心配なんだ」
祐輔はあたしの頭を胸に押し付け、吐き出すように言った。
吐息がつむじにかかる。
「…祐輔」
あたしの目頭まで熱くなって、
何度もうなずいた。
「大丈夫」
あたしは祐輔の首元を触って、チェーンを引っぱりだした。
お揃いのリング。
祐輔も結婚してることは内緒にしてるから、
あたしと同じようにチェーンに通して身につけてるんだ。
これがある限り、あたし達の気持ちは同じ。
「あたし、他の誰のものにもならないよ。
祐輔だけがいい」