先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
そう迷ってるうちに、電車は駅に到着し、扉が開いた。
押されるようにホームに降り立ち、あたしは先輩をふり返った。
「すみません、あたし、彼氏がいるんです。
付き合えません」
そう言うと、今度はあたしが先輩を置いて、階段を駆け降りた。
「ちょっと、高村さん!」
改札を出て、学校に向かおうとした時、あたしは呼びとめられた。
この声は樋渡さんだ。
そう気づき、あたしは樋渡さんの存在を忘れてたことに気付いた。
「置いてかないでよね」
「ご、ごめん、樋渡さん」
とにかく、先輩と離れることしか考えてなかった。
どんな彼氏か聞かれても困るから、
先輩と一緒にいたくない。
「まあ、いいけど。それより…」