先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
急いで結婚したから、新居を探す時間もなかったしね。
で、あたしは奥さんらしく、
祐輔よりも先に起きて朝ご飯の準備をって思うけど、この有様。
あたしは洗面所で顔を洗うと、ダイニングに向かった。
キッチンでは、エプロンをつけた祐輔がお味噌汁をよそいでる。
これって、完全に祐輔に負けてるよね。
あたしは肩を落としながらも、
しっかりと準備の整った食卓についた。
「…ごめんね、祐輔」
「気にするなって。俺は一人暮らしが長いから、料理もなれてるんだよ」
「…うん」
向かいに座った祐輔と一緒に手をあわして、
卵焼きに箸をつける。
「おいしい…」
何回食べても、祐輔の料理はおいしい。