先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「う…。思い出させないでよ…」
堀口先輩と樋渡さんとの登校も続いてて、
あたしはため息をついた。
樋渡さんはいいのよ。
仲良くできることはうれしいもん。
だけど、堀口先輩は正直いや。
あたしには祐輔がいるのに…。
明日も一緒に登校するかと思ったら、気が重い。
「まぁ、でも。おかげで痴漢にはあってないんだろ?」
「うん…」
そりゃあね、
堀口先輩と樋渡さんに囲まれてたら、痴漢も手を出しにくいでしょう。
それは感謝してるけど…。
祐輔は手を伸ばして、あたしの左手を握った。
「おまえがほかの男と仲良くなるなんて嫌だけどさ、
おまえの年なら、もっと男友達も作った方がいいとも思うんだ」
「男…友達?」