先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*

あたしの声もワントーンどころか、ツートーンくらい高くなる。



祐輔が担任をもつから、春休みにハネムーンもできなくて。


ゴールデンウィークも期待はしてなかったの。


授業の準備やクラスのことで忙しいんだろうって。



教師の仕事は一日生徒の相手をして、生徒が帰ってから授業の準備もして。


祐輔と一緒にいるようになって、とっても忙しい仕事だってわかったんだ。


ホントなら恋いする暇がなくてもおかしくないくらい。



だから、特別なことがなにも出来ないのは仕方ないってわかってる。


寂しいって思うけど、

祐輔に迷惑かけちゃダメだって自分に言い聞かせてた。



「1泊2日であんまりのんびりもできないけどな。

ハネムーンも行ってないんだから、どうしても一緒にどこか出かけたくて」


「うん、あたしも!」



祐輔が忙しいながらもあたしのことを考えてくれてる。


そのことが、すごくうれしかった。



でも。


初めての旅行となれば当然…


心配事が一つ…。



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