先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
奈月は額を手でおさえ、ため息をついた。
「あのね、私、まだ先生のことが好きなんだけど」
「や、やっぱり…?」
「留学中も忘れられなかった人だもの。
そう簡単には、気持ちを切り替えられないわ」
「そ、そっか…そうだよね…ごめんね?」
あたしはおそるおそる奈月を見上げた。
やっぱり、無神経すぎた。
それはわかってるんだけど、
結婚のことはれみちゃんにもあゆみちゃんにも言えなくて。
女子で知ってるのは奈月だけ。
相談できる女子が他にいないんだ。
「それに、私も経験ないもの。
どうしたらいいかなんて、知らないわよ」
「えっ!?」