先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「ありがとう~!」
奈月の頼りになる言葉に、あたしは抱きついた。
放課後になり、あたしと奈月は一緒に教室を出た。
ところが。
下駄箱で、会いたくない人と会ってしまう。
「あれ? 帰りも一緒?」
「げっ」
声をかけてきたのは、堀口先輩だった。
斜めがけのカバンをかけて、
両手をポケットに入れて突っ立ってる。
「オレも一緒に混ぜてよ」
「だ、だめです…!」
あたしは勢いよく、首を横に振った。
「なんで?」
堀口先輩はあたしの態度に不思議そうな顔をする。
「だ…だって…」