先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*
「う…うん」
この反応…
ひょっとして、あたしの彼氏発言は、付き合いを断るための嘘だと思ってた?
だから、あたしにフラれても平然と顔を合わしてたの?
彼氏が嘘なら、諦める必要なんてないから?
「そ、そんな…」
堀口先輩がその場にしゃがみこんで、頭を落とした。
その反応にあたしがびっくりしてしまう。
「あ、あの…?」
すると、急に堀口先輩が立ち上がって、
あたしは慌てて、伸ばしかけた手を引っ込めた。
「ごめん、さすがにそれは選んであげられない。帰るわ」
「う、うん」
樋渡さんの分だったら選んだの?
そんな小さな疑問浮かんだけど、聞けずに、
ため息をつきながら出ていく堀口先輩を見送った。
「さてと、邪魔者はいなくなったことだし、選ぶわよ…!」
「は、はい…!」
あたしは奈月の勢いにつられて、大きな声で返事をした。