先生なんて言わせない2 -Love Weekend- *更新停止中*

そこで、今の状況を思い出し、あたしは顔が真っ赤になった。



…そうだ。

今日は5月3日。


奈月と買った下着を身につけ、旅行に来ていた。



高速に乗って数時間、高速をおりてさらに1時間ほどの場所にあると言う隣の県の温泉旅館。


その途中、

緊張で眠れなかったあたしは、祐輔に運転を任せたまま寝てしまったんだ。



そして、今。


起き抜けにキスされて、

どこに着いたかなんて理解してなかったんだけど、

どうやら旅館の玄関口に車を止めたところのようだ。



ひょっとして、旅館の人にキスを見られた?


見てはなくても、何をしてたかはバレてるかもしれない。



…穴があったら入りたい。



「どうぞ、こちらへ。ご案内いたします」


「は、はいっ…」

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