マイスィートアフタヌーン
聞くと彼女は・ポーリィはくすくす笑った。

オッケイ、フリータイムというわけね。

それは学院長の所在がどこか一箇所にはっきりしていて、しばらく動かないことが明確な場合に、学生たちの間で使われていた言葉であった。


知ってか知らずか彼の方、ジョンも微笑む。

ポーリィと話している間に、ずいぶん気持ちはほぐれたようだ。ほんの一時間ほど前に社の図書室で出会った時に比べれば、顔色からして違って見えた。


「迷惑をかけて申し訳ない。母はあの通りの気性なので、お友達にもきっと何か失礼を働くことと思うのですが」

「あの方がどんな方なのか、もしかしたら私はあなたより知っているかもしれないわよ、ミスター。特に怒っている今みたいな時のことはね。お友達はたぶん、上手に対応してくれるわ。当たりのやわらかい人だから学院長先生を落ち着かせることもできるかも」


「それはすごい」
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