雪恋〜ゲレンデで恋して〜
夜2人になると、いつも以上にスキンシップをとるシンくん。なんか可愛いんだけど…


「シンくん、どうしたの?」

「なにが?」


「いやぁ、いつもと少し違うかなって…」


「別に…」


さっきからこの繰り返し。


「変だよシンくん。可愛いけど…」


と、思わず可愛いと言ってしまった。
男の人が可愛いって言われてもあんまり嬉しくないよね…


「可愛いとか言うな。嬉しくねー。」


と、あたしの頭をグチャグチャにかき回す。


「ごめんごめん。でもいつものシンくんじゃないから気になるし。」


そう言うと、少し黙ってからシンくんは、


「ただの嫉妬。こういうところだから、ナンパもあるかもしんないけど、従業員だからそこまでナンパされてると思わなかったし…遥は言ってくれないし。あぁ遥もこんな気分だったんだと思ってさ。すげーかっこいい奴が声かけてたら…とか不安になってみたり…」


そう話すシンくんが可愛くて愛しくて思わず言ってしまった…


「シンくん可愛い」


「だから、それ言うなって言ってんだろー。真剣にはなしてんのに」


と、また頭をグチャグチャにされる。



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