雪恋〜ゲレンデで恋して〜
新たな日常
「お世話になりました。」


そう、佐伯さんと木村さんに挨拶した。


「またいつでも遊びにおいで。待ってるから。」


そう言って見送ってくれた。少し泣きそうになったけど、シンくんが頭を撫でてくれた。


帰りは、4人で帰る。


明後日にはみんな学校が始まるから…ギリギリまでバイトして遊んでないけど、最高の春休みだった。


何よりもシンくんと付き合えたこと。


好きだと色々な感情が出てくること…


たくさん思い出が出来た。


明後日からはまた学校が始まる。


就活も…


ずっと変わらないでいたい…


そんな事を思いながらハルくんの車に乗った。



後部座席にはあたしとシンくん。


乗って、ドアを閉めるとすぐシンくんはあたしの手を握ってきてくれた。


なんとなく恥ずかしい。


前にはハルくんと愛菜がいるし…


いつも通り手を繋いだだけなんだけど、なんか恥ずかしかった…


案の定、


「手繋いじゃって〜。俺運転だからイチャつき禁止ね。途中下車してもらいますから(笑)」


と茶化されたけど…



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