雪恋〜ゲレンデで恋して〜
「全然いいよ!なぁ、慎二」

「おぅ。任しとけ(笑)せっかくなんだし、滑れるようになった方がもっと楽しめるじゃん」


「やったー!ありがとうございます。やったね遥!」

「遥?」

「えっ?何?」

どうやら、ゲレンデ見とれてて最後聞いてなかった!

「だから、明日陽人さんと慎二さんが、ボード教えてくれるって!いいよね?」

「う、うん。」

愛菜の勢いがすごくて、思わず了解してしまった。


でも2人はバイトやすみなのかな。


「でも、お二人はバイト休みなんですか?」

あたしの疑問を聞いてみた。

「あぁ、俺たちはバイトっても、インストラクターの方がないかぎり、基本自由なんだ(笑)もちろんゲレンデにはいなきゃなんないんだけど、自由にすべっててオッケー。見回りしてる感じ?あとは救護とか無線で連絡もらって駆けつける。みたいのだから教えるくらい大丈夫なんだ。むしろそれ仕事みたいな?」

と、慎二さんが答えてくれた。

そうなんだ…

なんかインストラクターとか救護とか…

それ聞いただけでも尊敬しちゃう。


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