雪恋〜ゲレンデで恋して〜
部屋に戻ると、


「はるか〜、良かったね。頭撫でられて♪」

と、愛菜が言いながら後ろから抱きついて来た。


「ちょ、ちょっと〜危ないよ愛菜。」

急に後ろから抱きつかれ転びそうになったし。


「ごめんごめん。だって〜遥嬉しかったでしょ?顔真っ赤だったよ(笑)」


や、やっぱり真っ赤だったんだ〜(泣)


「な、何言ってんの!そういうんじゃないじゃん。」

動揺を隠しつつ、答える。

「そう?でも遥、慎二さん好きでしょ?あたしに嘘はつけないよ〜。白状しちゃいな」


確かに、愛菜に嘘はつけない。ってか嘘ついてもバレる。短大で知り合ったから、期間は短いけど、いつも一緒だから、なんかわかっちゃうみたい…


まぁそれは、お互い様なんだけど…


あたしも愛菜の顔みれば、なんとなくわかるし。


だから、愛菜には正直に話そうかな。いまの感じ。



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