雪恋〜ゲレンデで恋して〜
レッスン
そして、次の日

いよいよ初めてのボード。

約束の時間に宿のロビーに行く。


ウェアもないから、とりあえずスキニーのジーンズにロンTと動きやすい格好で行った。


ロビーに行くと、慎二さんと陽人さんが来ていた。

「おはよう。」


「おはようございます。今日はよろしくお願いします。」


とりあえず、みんなで挨拶。


「じゃあ、ウェアに着替えてきな。レンタルのだから、ありきたりのだけど、勝手に選ばせてもらったから。好みじゃなかったらごめんね。」

陽人さんがそういいながら、愛菜にウェアを渡す。


「はい、こっち遥ちゃんのね。」

そう言った慎二さんからウェアを受けとる。

「ありがとうございます。」

前はお客様が泊まってただけあって、更衣室とかはそのままだから、そこで着替える。


ウェアをみると、上がオレンジメインのチェックに下が黒のパンツ。

かわいい。レンタルでもこんなかわいいのあるんだ。

背が小さめのあたしだけど、大きすぎなくて良かった。

愛菜は、あたしと色違いで赤メインのチェックで、あたしが惚れちゃうんじゃないかってくらいかわいかった。


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