雪恋〜ゲレンデで恋して〜
愛菜を見ると、すでに滑れてる…

少し上の方からゆっくり下りてきた。


「陽人、そろそろ飯にしよ。」

慎二さんが陽人さんに声をかける。

「だな。ひとまず休憩にするか。」


そう返事が返ってきたので、みんなでご飯にすることにした。


「愛菜、凄いじゃん!もう滑れるようになったんだね♪あたしなんて…」

ボードを脱いで自由になった体で愛菜にかけよる。


「エヘヘ〜♪コツ掴んだみたい♪遥も立てるようになったんだから、すぐだよ!頑張れ」


励ましが嬉しくもあり、悲しくもある複雑な感じだった。


あたしたちは、レンタル場があるメインの建物の中のレストランに向かった。

いつもは、バイトのカフェでのまかないだから、レストランでは食べない。

慎二さんと陽人さんはいつもこのレストランで食べるらしい。

とりあえず、慎二さんと陽人さんのオススメを食べることにした。


ハンバーグと目玉焼きがご飯の上に乗ってるやつだけど、タレが美味しいんだって!


来るまでの間、あったかい飲み物で体をあたためる。

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