雪恋〜ゲレンデで恋して〜
お昼を食べ、再びゲレンデに…

立つことはコツを掴んだか、すんなり立てた♪


でも、少しでも動くと怖くて座ってしまう…


「遥ちゃん、怖いって思っちゃダメだよ。足元見るとバランス崩すから、立ったら時のまま前向いて!」


「だって〜、両足くっついてると思うと…」


「…じゃあ、滑れると楽しいの体感させてやるよ。」

滑れないのにどうやって?

「じゃ、まず立ってバランス取って。」


慎二さんにそう言われ、立ったままラーメンの看板をみてバランスを取る…


「そう、そのまま…」


そう言った慎二さんがあたしの手を掴んだ

「えっ…」

ビックリして、手を引っ込めようとしたら、バランスを崩して転びそうに…


慎二さんは、手をギュッと持って、バランスを立て直してくれた。

「あ、ありがとうございます…」


「遥ちゃんは、進む方だけ見てて…行くよ。」


そういって、あたしの手を持ったまま進む。


あたしは、バランスを取るのに必死(汗)

「そうそう、前見たままね。後ろに重心持ってくと転ぶから体は真っ直ぐ…」


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