雪恋〜ゲレンデで恋して〜
到着してまず宿となる場所へと向かった。


ホテルのとなりにある、スタッフの泊まり込み用の建物。でも、温泉もあって、夜になるとイルミネーションもやっていてスタッフ用でも綺麗なところだった。


ホテルが出来るまではお客様のペンションだったらしい。


フロントに行き、


｢今日からここのカフェでバイトさせていただく青山と相田ですが…｣


緊張しつつ、挨拶をした。


｢あぁ、青山さんと相田さんね。ようこそ。俺はここのオーナーの佐伯です。ちょっと待ってて。｣


そう言い、どこかに電話をしているオーナーの佐伯さん。


佐伯さんは、見た感じ、若い感じのおじさん。雪焼けなのか、少し黒く、優しそうな顔立ちの人だった。


電話をかけおえた佐伯さんが、


｢お待たせ。カフェの方のオーナーがもう少ししたら来るから、その前に荷物運んじゃって。案内するから。｣


そう言い、案内してくれた。


部屋は、２人部屋で、お風呂は温泉があるため、部屋にはないけど、トイレはあるし、思っていたより部屋も広い。


ここで愛菜と泊まることになる。



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