雪恋〜ゲレンデで恋して〜
「はい…ごめんなさい。」

とりあえず、謝る。


「じゃあ、そろそろ終わろう。」

「えっ、もういいの?だって一回しか滑ってないよ?」


もっと滑りたいんじゃないかと思ったし、何よりあたしが見たいから、聞いた。

「俺は、いつでも滑れるし。ってかまた遥ちゃん一人にしてさっきみたいになったら嫌だし…だから、今日は終わる。」


あたしを心配してくれてるんだ…嬉しいけど、申し訳なくなって、シンくんの言葉に従うことにした。


「うん…シンくん今日はありがとう。せっかくの休み付き合わせてごめんね。」

お礼と、せっかくの休みに練習見てくれた事を謝った。

「だから、謝んなって!気にしすぎ!俺が約束したんだし。遥ちゃんに滑れるようになってもらいたかったからさ。」


そうシンくんから返ってきて、滑れるようになってもらいたかったって…なんか、スゴく嬉しい♪


だから、

「うん、ありがとう。ホント楽しかった♪また教えてね♪」

って答えると、

「まかせとけ♪」

とシンくんは帽子がズレるんじゃないかってくらい、頭をグシャグシャ撫で回した。


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