雪恋〜ゲレンデで恋して〜
テストも終わり、愛菜と待ち合わせる。


「何、今日は?朝からメールで予定入れないで〜なんて珍しいじゃん。」

あたしが愛菜に言うと、


「うん。ねぇ、遥。ボードとかウェア揃えない?せっかく覚えたし、2月にあっち戻ってもやるでしょ?だったら自分の欲しいなと思って。」

愛菜はそう言ってきた。

確かにあたしも自分のが欲しいとは思ってた。せっかくだし続けたいし。


「うん。そうだね〜。欲しいと思ってたし、いいよ♪買いに行こうか♪バイト代もあるし♪」


そう言ったら、愛菜は嬉しそうだった。


「でもさ、初心者だけで買いに行ったら、どんなのがいいかわかんないよね…お店の人に聞けばいいのかな?」

あたし、絶対可愛さだけで選んじゃうよ?そう思って聞くと、


「大丈夫!詳しい人に連れてってもらうから♪ハルと買いにいこっ♪」


ちなみ愛菜は、こっちに帰ってきてから、ハルくんをハルと呼ぶようになった。

こっちでのデートで、すでに色々と進展があったからだと思う(笑)


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