雪恋〜ゲレンデで恋して〜
ハルくんねぇ…


って、あたしデートの邪魔じゃん!!


「あたし邪魔じゃない?デートでしょ?」


と、言うと…


「何言ってんの。全然邪魔じゃないし!それに、ハルも遥ちゃんも誘ったら?って。だからね?」


そう言ってくれるなら…


少し、申し訳なく思いながらも頷いた。


「じゃあ決まり!門のところで待ち合わせしてるから、行こ♪」

愛菜はそう言ってあたしの手を掴んで歩いていく。


ハルくんに会えるからかルンルンしてる愛菜。


愛菜のテンションに圧倒されながらも後に付いていった。


っていうか、連れていかれた(笑)



門のとこで、少しの間待っていると、黒の4WDの車が来て止まった。

愛菜は車に向かって手をふる。


ハルくん車持ってるんだ…

しかもこんな大きい車。もしかしてお金持ち?


そんな想像をしていると、

「ハル、ボードとか行くのに大学入ると同時に中古の車買ったんだって。だからお金持ちじゃないからね(笑)」


愛菜はあたしの心の中を読めるのか?と若干驚きながらも、ボード好きだから納得した。



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